とり天は大分県では広く知られる郷土料理。
ふるさとの味を究極の味でお届けします。
大人から子供まで美味しく、召し上がれます。
大分県下各地のレストランや定食屋、居酒屋、ホテル、旅館で定番料理の一つとして供されています。
とり天とはモモ肉か胸肉に下味をつけて、てんぷらと同じ要領で油で揚げて食べると言うシンプルな料理です。大事な事は鳥の肉だけを使い、皮の部分や骨の部分は使わない事です。
大手フランチャイズのうどん店では、そのトッピングとして、とり天を必ず並べるようにしている所も有り知名度が高くなっています。
レストランや定食屋、学校給食、喫茶店、中華料理店、ラーメン店、弁当屋、スーパー(惣菜)、コンビニエンスストア、お土産など、いろんな場所で愛されてます。
九州という土地柄、良い鶏肉が手に入りやすいので鳥を使った料理は非常に多いなか、大分県民の家庭料理として親しまれてきたとり天は、近年全国的に注目を集めております。
家庭によって味付けが異なるので、色んなバリエーションのとり天が有るのも家庭ならではの物となっています。老若男女を問わず誰でも食べる事が出来ると言うのも魅力の一つです。
家庭で作るとり天は、鶏肉を食べやすい大きさに切り、醤油とニンニクで下味をつけたものに片栗粉をまぶし旨みを閉じ込めた後に、てんぷら粉で揚げると言うのがほとんどです。
とり天の楽しみ方としてまずは下味の工夫、そして次の楽しみはタレの工夫だと考えます。
とり天を食べる時にはまずは何もつけずに食べるのがおすすめです。鶏肉の旨みとシンプルな味付け、そして鶏肉の食べやすい触感を満喫する事が出来ます。
出来上がった「とり天」は、ポン酢(かぼす果汁入り)につけて食べるのが多く、一般には、辛子や柚子こしょうが添えられます。
その他にもてんぷらの出汁で食べるのも和風になりおすすめです。
変わった所ではマヨネーズで食べる所も有りますが、ニンニクの利いた鶏肉とマヨネーズの相性は抜群に良いので、食べてみて癖になる事間違い無いと思います。
“ 忘れかけていた何かを思い出します ”
なつかしき古里の思い出の味
鶏めしとは大分では、ご飯に醤油、酒、油、ニンニク、砂糖で下味をつけた鶏肉とごぼうを混ぜ込んだものです。
ポイントとしてご飯は単体で焚き、焚き終わりに具を調理したものを投入して、良く混ぜて完成とすることです。
鶏めしは県内各地に伝わる家庭料理で、お祭りや来客の時に家で飼っている鶏をつぶして作られたご馳走でした。
ルーツは江戸時代の終わり頃に猟師さんが雉肉で作ったことから始まったもので、このころからやはりごぼうを使っていました。
ごぼうは牡丹鍋を作るときにもあく抜きとして入れますが同じような効果を狙っています。
普通の炊き込みご飯と違ってニンニクの風味が効いたシンプルな味付けの虜になる事間違い無いかと思います。
古くから親から子へと受け継がれてきた素朴でどこか懐かしいおふくろの味、郷土の味です。
家庭で作る場合には、ネットでレシピなども出ていますが、大事な事は若干水分を少なくして、炊飯すると言う事です。
これは炊きあがったご飯に、後から味付けを行う為に、普通に炊いた米の上から調理をしてしまいますと、米がべた付いてしまうからです。
あとから具材を入れますので、米の表面を鳥の油がコーティングしますので、少し米がパラつきやすくなりますので、おにぎり等にするとなお美味しく頂く事が出来ます。
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